今年、コインランドリー界隈でSNSを賑わせたトピックといえば、「ベニーランドリー新大阪店」のノートでした。
コインランドリーに置かれた1冊のノート、仙台育英部員と利用客つなぐ SNSで反響
https://kahoku.news/articles/20220823khn000037.html
大阪市のコインランドリーに置かれた1冊のノートが話題になっている。夏の甲子園大会で初優勝を決めた仙台育英の野球部員が現地滞在中、地元利用客らとやりとりした応援への感謝や激励のメッセージがつづられている。
ノートは単身赴任や1人暮らしの客と交流を図ろうと、オーナーの中西あかねさんが開店当初から置いている。仙台育英の選手によるメッセージは2019年夏の大会からで、以降も後輩たちに引き継がれた。
宮城に戻る前の選手たちは「日本一のコインランドリー」などと寄せ書した感謝の色紙を届けた。中西さんは「大阪の親戚のおばさんのつもりで、ずっと応援している。来年また戻ってきて」とエールを送る。
街のスーパーマーケットなどで、サービス向上のために店内で気づいたことを書いてもらうという意味での「ご意見箱」設置はよく見かけますが、今回のコインランドリーでは「一人暮らしのお客さんと交流を図ろう」という動機が語られています。
ご利用者様が、ひとこと言いたいことがある!と思った時に、無人店舗のコインランドリーでも言葉が伝わるのはとても良いことです。そもそも、交流を考えて置いたノートということなら、不満のひとことがあったとしても真摯に答えているように思えます。そのノート自体の性質を投書参加者に見てもらえることが、目安箱型でなくノートの良いところです。もともと良い雰囲気のお店でないとたちまち不満でいっぱいになってしまいます。ノートがあるということは、意見を求めて反映することの約束と見ることもできます。
昨今、Google Mapにもお店にたいしてレビューを書き込める機能があります。商店の場合は、このGoogle Mapでオーナーアカウントとして受け答えするのは大変な労力になるとも言われています。なぜなら、Googleのプラットホーム上にあり、ページを閉じることが出来ないからです。「この場所で、オーナーに声が届く」という公式の扱いになると、Google Mapのクチコミ上に、意見が多く書き込まれるようになります。
一方で、店舗に置くノートの場合、オーナー様が全部管理することが出来ます。直筆で温度感が高いことも、ネット上の意見交換とは異なるポイントです。
そう分析しつつも、自分がコインランドリーの利用者になって考えたときに「何か言いたい!」その時は、だいたい困ったときなので、コールセンターの電話番号が貼ってあると一番助かります!!コインランドリーのことで「おしえて!たすけて!」の場合は電話対応でほぼ解決します。
コインランドリーコールセンターでは、ご利用者様から「掃除をしているスタッフに使い方を尋ねたら、とても親切に教えてくれた。ありがとう!」という電話もいただくこともあります。